日本100名城ファイル

23.小田原城(神奈川県)

名将北条氏の要塞として、東海道の要衝を守った堅城

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神奈川県小田原市の歴史的名城

小田原城は、神奈川県小田原市に位置する歴史的な城で、15世紀末に大森氏によって築かれました。

1495年に北条早雲が城を奪取し、以降、北条氏の支配下で関東地方の中心拠点として強化されます。特に北条氏康の時代には、城の防御力が飛躍的に向上し、堀や石垣などの近世城郭として発展しました。


1590年、豊臣秀吉の小田原征伐により、北条氏は降伏し、城は豊臣氏の手に渡りました

江戸時代の再建と防衛の要

江戸時代に入ると、徳川家康が江戸幕府を開き、小田原城は東海道の要衝として再び重要な役割を果すこととなります。


徳川の譜代大名大久保忠世・忠隣によって近世城郭として整備されました。


1703年の元禄地震で城は甚大な被害を受けましたが、次の城主である稲葉正往の時代に再建されます。この再建工事では、石垣の強化や新たな櫓の建設が行われ、防御機能がさらに強化されました。


また、城下町の整備も進められ、小田原城は政治・経済の中心地として発展しました。江戸時代を通じて、小田原城は幕府の命令に従い、たびたび改修が行われ、その都度防衛力が向上していきました。

観光名所としての小田原城

明治に入り、小田原城の維持困難を理由に1870年(明治3)廃城を願い出て、天守や櫓は民間に払い下げられ解体されましたが、1960年には鉄筋コンクリート造で天守閣が再建され、現在では歴史博物館や公園として整備されています。

特に桜の季節には美しい桜の名所として大変人気があり、年間を通じて多くの観光客が訪れます。

小田原城は、戦国時代から江戸時代にかけての日本の歴史を今に伝える貴重な遺産であり、地域のシンボルとして多くの人々に親しまれています。

仙台城の情報

【日本100名城】登録番号 23
城名 小田原城
区分け 復興天守
住所 〒250-0014 神奈川県小田原市城内6-1
最寄駅 JR小田原駅、小田急小田原駅から徒歩10分
観拝料

■天守閣:
大人510円、小中学生200

■常盤木門SAMURAI館:
大人200円、小中学生60

■NINJA館:
大人310円、小中学生100

■2館共通券(天守閣・SAMURAI館)
大人610円、小中学生220

営業時間:
4月〜10月 9:00〜16:20(受付終了15:50)、
11月〜3月 9:00〜15:40(受付終了15:10)

100名城スタンプ設置場所

天守閣1階

日本100名城スタンプ 絵柄
関連サイト

小田原城

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