こんにちは、モエミィです。
この記事では、冬の北海道でしか体験できない
流氷探検が体験ができる、砕氷船「ガリンコ号」についてまとめます!
せっかく時間とお金をかけて行くんだから絶対失敗したくない!
ガリンコ号に乗りたいけど、わたし北海道の雪道は絶対運転できないよ!それに寒いのも苦手…
ガリンコ号に興味をお持ちの方の中には、
せっかく北海道まで流氷を見に行くんだから絶対ツアー選びで失敗したくない!とお考えの方や、真冬の北海道の寒さを心配されている方もいらっしゃることでしょう。
でも大丈夫!
この記事では
- 流氷を気軽に体験する1番の方法は?
- おすすめのツアーは?
- ガリンコ号乗船にどんな装備が必要?
このあたりの疑問にしっかりとお答えしていきたいと思います。
この記事を書くのは、こんな人間です。
2023年2月にガリンコ号に乗船しました!最高だったよ!
2023年を振り返ってみたら、やっぱりガリンコ号はやっぱり凄かった!真冬の紋別の船上は凍えたけど、そこでしか見れない景色でした。次は網走かなー#ガリンコ号#紋別#真冬の北海道 pic.twitter.com/mvjeyllPcT
— ほくそ笑みのモエミィ (@fu2fu_moemiy) December 31, 2023
それでは本日もお付き合いくださいー!
よろしくおねがいします!!
そもそも流氷ってなに?
皆さん、そもそも流氷って何ものかご存知でしょうか?
なにって、凍った海が、
漂っているんじゃないの?
筆者もそう思っていたのですが、
実は、通常海水って凍らないんです…。
うーん、理科で習ったような気もしますが…
ではあの流氷はどうやって凍り、
オホーツク海を漂流しているのか…。
不思議なので調べました。
オホーツク海の流氷はどこからくるの?
日本で流氷を唯一見ることができるオホーツク海。北海道の紋別や網走が、流氷観光スポットとして有名です。
でも、オホーツク海も海水。海水は凍らないと習いましたよね?(筆者はすっかり忘れていましたが…)では、なぜオホーツク海では流氷が見られるのでしょうか。
実は、オホーツク海の海水が凍って流氷になっているのではなく、ロシアと中国の境界線として流れるアムール川からオホーツク海へ流れ込む大量の淡水が凍ったものが流氷になります。
オホーツク海の冷たい空気に冷やされながら、潮の流れに乗って南下してくる流氷を私達は北海道オホーツク海沿岸の地域で見ることができているということですね。
オホーツク海が凍るのは、アムール川からの豊富な淡水があるからこそ!
アムール川の水量が多いおかげで、日本で流氷が見られるんだね!
氷河・氷山・流氷の違いはどんなところ?
流氷の成り立ちがわかったところで、もう一つの疑問が出てきました。
氷河、氷山、流氷ってどう違うの?明確な違いがあるの?
お任せください!その疑問にお答えにしましょう!
氷河はもともとは雪
年間を通して気温が低い地域において、山に降った雪が夏でも溶け切らず、残った雪の上に年々雪が積み重なり、圧縮されることで巨大な氷になります。
これが氷河の正体です。氷河のもともとは雪なので、舐めてもしょっぱくありません!
そして、氷河と聞くと、海の上に浮かんでいるようなイメージですが氷河は陸上に存在します。
氷河の一部が海に達して氷架橋や氷舌となり、
やがて割れたり剥がれたりして
海を漂い始めると、これが氷山になります。
氷山はもともと氷河の一部
氷山と聞くと、タイタニック号を沈没させた、巨大な氷の山といったイメージです。
氷河は、先程出てきた陸地の氷河から分離した巨大な氷のかたまりが海に流れ出たもの。
巨大な山のようなものから、氷のかたまり程度のものと、その規模は、多岐にわたります。
もともとは雪なので、
舐めてもしょっぱくありません!
流氷は舐めるとしょっぱい
流氷は先程の解説のように、海に淡水が流れ込むことにより塩分濃度の薄い海面側の海水が凍ることにより発生し、
北よりの季節風によって北海道まで流れてきたものです。
平均の厚さは1~2mで、2月中旬から約1ヶ月間によく観測されます。
流氷は、もともと海水なので、舐めるとしょっぱいのです!
流氷はどこで見られる?
日本で流氷が見られる地域は、北海道の中でもオホーツク海周辺に限られます。
紋別・網走・知床が
流氷観測値として有名だよ!
紋別、網走、知床で流氷が観察できるのは、
これらの地域が北海道のオホーツク海沿岸に位置し、寒冷な気候が流氷の形成に適しているためだと言われています。
- 寒冷な気温と海流の影響で大きな流氷ができやすい
- シベリアからの強烈な冷気で海水が急速に凍る
- 海岸線が入り組み、流れてきた氷が海岸にたまりやすい地形
世界的に見ても、流氷が見られる条件が揃っている地域は多くないようです。
それが国内で見ることができるのは、非常に嬉しいですね!
流氷が見られる時期は?
流氷は、例年2月中旬から3月上旬にかけて最盛期を迎えます。早い地域では1月下旬から見られることもあるようです。
ただ昨今の温暖化の影響に良い、年々流氷が見られる時期は短くなっている模様。
見られる時に見ておきたいね!
また、流氷は自然現象。ツアーに参加しても流氷が見られないことが全然ありえます。
筆者が紋別のガリンコ号ツアーに参加した際も添乗員さんが
「昨日のツアーでは、紋別は見れたけど、網走では全く見れなかったようです。こればっかりは皆さんの日々の行いにかかっています笑」
と話していたように、必ず見れるという確約は残念ながらありません。
見られることを祈るばかりですね!
ガリンコ号ってどんな船?
さて、ここまではガリンコ号に乗る前に知っておきたい基礎知識をお伝えしてきましたが、いよいよガリンコ号について解説します。
ガリンコ号は紋別発の砕氷船
ガリンコ号は流氷の観測ができる砕氷船で、北海道の紋別で乗ることができます。
砕氷船とは、文字通り氷を砕いて進む船のこと。流氷を砕いて進むための大きなドリルが2本前方に取り付けられています。
ガリンコ号は大海原に浮かぶ流氷を砕きながら進む大迫力の乗船体験ができることで人気の船です。流氷が多く観測できる1月〜3月の限られた期間、砕氷船として流氷クルーズを開催し、航行します。
現在は、2代目のガリンコ号Ⅱと、2021年1月にデビューした3代目のガリンコ号Ⅲ IMERUが就航しています。
ガリンコ号Ⅱとガリンコ号Ⅲ IMERUの違い
現在はⅡとⅢが航行中のガリンコ号。2隻の違いは何なのでしょうか?
ガリンコ号Ⅱ
- 大きさは約150トンで旅客定員は195名と小ぶりの船。船体が小さく、海面に近いところで砕氷される流氷を見ることができる。
- 船体は2階建て。
- 料金はガリンコ号Ⅲ IMERUと比べるとお手頃感がある。
ガリンコ号Ⅲ IMERU
- 2021年周航の新しい船であるため、スピードが早い。ガリンコ号Ⅱと比べて、より早く流氷地点に到着できる。
- 旅客定員は235名。一度に運べる人数が増えた。
- 設備が新しく快適。室内から流氷が砕いて進む様子が見学できる。
- 船体は3階建て。
- 料金はガリンコ号Ⅱと比べると高い。
ガリンコ号Ⅱとガリンコ号Ⅲ IMERUの料金
電話予約とWEB予約が選べますが、WEB予約のほうがよりオトクです。
◆WEB予約の場合の料金
大人(中学生以上) | 小学生 | 幼児(小学生未満) | |
ガリンコ号Ⅱ | 2,700円(税込) | 1,350円(税込) | 無料 |
ガリンコ号Ⅲ IMERU | 3,600円(税込) | 1,800円(税込) | 無料 |
【2024年版】ガリンコ号の運行スケジュール(時刻表)
そろそろガリンコ号に乗ってみたくなってきたのでは??
以下の運航スケジュールは、2024年度のスケジュールになります。以下に記載した便以外にも、日程限定の便もありますので、ご予約の際は必ずこちらをチェックしてくださいね!
◆ガリンコ号Ⅱ 2024年度 運航スケジュール
1月27日〜1月31日 ※毎週水曜日運休 |
2月1日〜3月3日 ※毎週水曜日運休 |
|
1便 | 9:30 | 10:00 |
2便 | 11:30 | 12:00 |
3便 | 13:30 | 14:00 |
4便 | 15:30 | 15:30 |
◆ガリンコ号Ⅲ IMERU 2024年度 運航スケジュール
1月27日〜1月31日 | 2月1日〜3月3日 | 3月4日〜3月31日 | |
1便 | 10:00 | 8:45 | 10:30 |
2便 | 12:00 | 10:30 | 12:30 |
3便 | 14:00 | 12:30 | 14:30 |
4便 | 16:00 | 14:30 | 16:30 |
札幌発ガリンコ号ツアーのおすすめは?
真冬の北海道、雪道に不慣れな方が車で紋別まで行くのってかなり難易度高くないでしょうか?
筆者も雪道は絶対運転したくありませんでした。というかできない!!
旅行で事故なんてしたら最悪です!安全第一!
かと言って紋別空港まで飛行機で行くとなると、飛行機の便数も限られるし…。空港でも遊べるし、新千歳空港がなんだかんだ便利なんだよなー…。
そんな方には札幌発のバスツアーに参加するのがおすすめです!
札幌発ガリンコ号日帰りツアーのおすすめ
筆者が2023年に参加した札幌発のツアーは、旅プラスワンのツアーです。
本当は「ライトアップ層雲峡氷瀑まつり」とのセットのプランに行きたかったのですが、予約のタイミングが遅く満員に。筆者が参加したツアーはこんな感じの内容でした!
ツアー名:◆北海道の冬しか見られない大迫力の流氷体験!新造船・流氷砕氷船『ガリンコ号III・IMERU』乗船体験と昼食はオホーツクの味覚が詰まったカニ・いくら・ほたてが入った豪華流氷丼に舌鼓ツアー
ツアー名がなっがい!w
◆ツアースケジュール
- ANAクラウンプラザホテル札幌 出発 【AM7:00】
- シフォンケーキが名物の【香りの里たきのうえ】立ち寄り
- かにの爪オブジェと記念写真
- マルカイチ水産にて、かに・いくら・ほたての海鮮丼のランチ
- ガリンコ号Ⅲ IMERU 乗船
- かまぼこ屋さん立ち寄り
- 札幌駅到着。【PM17:45頃】
2023年のツアー参加時の料金は、大人1名11040円でした!
当時はHOKKAIDO LOVE!割が適用されていたこともあり、かなりオトクに参加ができました!
添乗員さんのお話が面白かったー!
行きたいツアーは満員で残念だなぁと思っていましたが、体験してみたら朝7:00発で、片道約270キロの長距離日帰りバスツアー。
層雲峡氷瀑まつりや、旭山動物園にもいけるツアーもありましたが、乗車時間を考えると参加したーツアーが一番良かったかも。
札幌到着が早かったこともあり、ツアー終わりに人気のジンギスカン屋さんに寄ることもできましたので、結果オーライの大満足ツアーととなりました!
2024年も旅プラスワンでは、ガリンコ号ツアーを募集中のようでしたので、ガリンコ号に乗ってみたい!という方にはおすすめです!
ガリンコ号乗船時の服装はどうする?
筆者がガリンコ号に乗ったときの服装はこちら。
上:
ユニクロヒートテック
薄いシャツ
フリースプルオーバー
ダウンコート
下:
ユニクロヒートテック極暖タイツ
デニム
ローカットのスノーシューズ
その他:
ダウンマフラー
手袋
ニット帽
正直、港からガリンコ号に乗り込むときは意外と寒くない!と思ったのですが、油断してはいけません!
流氷が見られる地点は、30分ほど沖に出た地点。
海上がめちゃめちゃ寒い!
皆さん、ニット帽の上からコートの帽子を被っていました。上のXの動画をご確認ください。
そしてやはり、みなさん流氷を間近で見たいので、甲板に出て見学されます。なのでそれなりの装備が必要になりそうです。
できる限り風を通さない服装で挑みましょう!
もちろん船内には、座席もあります。あまりに寒かったら避難する場所はありますので、ご安心ください!
まとめ
それでは、この記事のおさらいをしてみましょう。
- オホーツク海で見られる流氷はアムール川から流れ込む淡水が凍ってできる!
- 氷河は雪が積み重なることで陸地にでき、氷山はその氷河の一部が割れ海に流ることで発生する。
- 流氷はは舐めるとしょっぱいが、氷河と氷山はしょっぱくない!
- 北海道の流氷シーズンは2月中旬から3月上旬にかけてが最盛期!でも見られるかは運次第!
- 海上はめちゃめちゃ寒い!防寒対策しっかりと!でも室内に座席もあるから安心!
- 札幌発のツアーがおすすめ!旅プラスワンで快適な流氷体験を!
最後まで読んでいただき
ありがとうございましたー!!