みなさん、こんにちはmoemiyです。
一度は聞いたことがあるでしょう、『日本三景』という言葉。なんだか少し渋そうで、若い頃はあまり興味がなかったのですが、
日本の歴史が気になったり、NHKを面白く感じたりとするのと同じように、日本らしい風景に魅了され、興味を持ってきました!
そして先日ようやく三ヶ所を制覇してきましたので
『日本三景』って何がすごいの?
『日本三景』ってどこにあるの?
こんな疑問にお答えしていきます。
この記事を書く筆者はこんな人物です。
この記事を読めば、
- 『日本三景』に関する知識が増えます!
- 『日本三景』を含めた旅に出たくなります!
- 『日本三景』の豆知識を誰かに話したくなります!
それでは本日もお付き合いくださいー!
よろしくおねがいします!!
『日本三景』とは? 基本情報をインプット!
『日本三景』は以下の3ヶ所の名勝地のことを指します。
- 松島(宮城県松島町)
- 宮島(広島県廿日市市)
- 天橋立 ※あまのはしだて(京都府宮津市)
宮島は厳島神社があるところだよね
そうです、この3つの中では知名度的はやはり、宮島ですかね。
修学旅行で、原爆ドームと宮島に行く学校も多いのではないでしょうか。
『日本三景』は誰が決めたの?
古くから景勝地として親しまれていた松島、天橋立、宮島が「日本三景」として登場するのは、江戸時代初期に林春斎が記した「日本国事跡考」です。以来、日本三景は日本の絶景として親しまれてきました。
https://nihonsankei.jp/
引用させていただきました。
つまり、江戸時代初期に林春斎さんが選んだ景勝地が、今日に至るまで引き継がれています。昔から人気の観光スポットだったのでしょう。
ちなみに「日本国事跡考」を記した林春斎の生まれた日1618年7月21日にちなみ、7月21日は「日本三景の日」となっているよ!
『日本三景』松島(宮城県)はどんな所?
「松島や ああ松島や 松島や」
松島に詳しくなくても、なんとなくこの句は聞いたことがある!という方も多いのではないでしょうか。
この句は『奥の細道』で有名な松尾芭蕉ですら、松島のあまりの美しさに、句を読むことができなかったと言う話は有名です。
小学生の頃は、ニヤニヤしながら口ずさんでいましたが、大人になった今改めて読み返すと、松島の美しさを容易に想像させる力があり、逆に魅力的に感じます。
ただ本当は、松尾芭蕉が読んだのではなく、弟子の一人が読んだ句ということがわかっています。
芭蕉じゃなかったーw
『日本三景』松島の最寄り駅はJR松島海岸駅
駅前には、松島湾遊覧船の窓口があります。
松島湾遊覧船は、松島に訪れる方のほとんどのが乗られると思いますが、おすすめします!
『日本三景』松島で見ることができる景色
遊覧船に乗ると、
こんな景色を見ることができますよ↓↓↓
『日本三景』松島のまとめ
- 玄人向けの日本三景。若い方は物足りないかも
- わかりやすい観光地ではない
- 割とコンパクト
- 遊覧船はとても気持ちがいい!
一番玄人向けの日本三景かなと思います…。
シンプルに何がすごいっていうのがすぐに分かる感じではなく、
歳を重ねるごとにその良さがわかってくるような、渋いぃぃぃそんな名勝地です。
若い方が行くと、
何が面白いの?
と感じるかも知れません。それは、それでいいのだと思います。
きっと、何十年後かにまた松島にやってきて、そんな話をしている若い世代のことを懐かしく思うのではないでしょうか。
『日本三景』宮島(広島県)はどんな所?
海の中に浮かぶ朱色の大鳥居と朱色の社殿が美しい厳島神社があるのが『日本三景』の宮島。宮島自体のことを厳島(いつくしま)とも呼びます。
現在も宮島には住人の方がいて、1600人前後と廿日市市の人口の約1%程度の方が宮島で暮らしています。
また、そんな島には国内外から年間300万人ほどの参拝客や観光客がやってきます。
最近では、宮島を持続可能な観光地にしていくために、トイレの整備やゴミの処理などの費用の一部を観光客に負担してもらうべく、2023年10月1日より、1人1回100円の宮島訪問税の徴収が始まっています。
これは、どんどんやるべき!飽和するのが一番良くないよね!
『日本三景』宮島は、ユネスコ世界文化遺産
宮島は古くから島全体が自然信仰の対象でした。
厳島神社だけではなく、背後にそびえる弥山(みせん)では林業や農業が禁止されてきました。そのおかげもあり、古来からの原生林が残っていて国の特別天然記念物にも指定されています。
平成8年12月、「嚴島神社」が、ユネスコの世界遺産委員会で正式に世界文化遺産として登録されました。世界遺産として登録された区域は、社殿を中心とする嚴島神社と、前面の海、及び背後の弥山原始林(天然記念物)を含む森林区域431.2ヘクタールです。厳島全域の約14パーセントを占める広い範囲にわたっています
https://www.miyajima.or.jp/pickup/heritage.html 一般社団法人宮島観光協会
『日本三景』でユネスコ世界文化遺産に登録されているのは、宮島だけだよ!
『日本三景』宮島の最寄り駅はJR宮島口駅
宮島にはJR宮島口からフェリーに乗って向かいます。
※宮島口=宮島間の連絡船は、以下の2社が運航しています。
料金はどちらも片道200円/往復400円です。
ちなみに、より鳥居に近づいてくれるのは、JR西日本宮島フェリーのようです。
良いセールスポイントだよね!
『日本三景』宮島で見ることができる景色
宮島ではこんな景色を見ることができますよ↓↓↓
『日本三景』宮島のまとめ
- 厳島神社が見た目にも鮮やかで美しい
- 鹿とも触れ合える
- 牡蠣、もみじ饅頭、あなご飯などのグルメも豊富!
- おしゃれなカフェもたくさんある
『日本三景』の中でも俄然わかりやすく、若い世代や外国の方のきっと楽しめると思います。
美しい自然に包まれながら、グルメにショッピングにと観光客を飽きさせません。
年間300万人が訪れるというのも納得!観光スポットとしても宮島は最高でした!
『日本三景』天橋立(京都府)はどんな所?
天橋立(あまのはしだて)は、京都府宮津市にある『日本三景』のひとつ。
天橋立は、海流の流れや風によって運ばれた土砂でできた砂州(さす)が長さ約3.6km、幅約20~170mに渡り連なり、浦戸湾と大江山を結んでします。この砂州は何万年もの時間をかけて少しづつ堆積したもの。
大小約8000本もの松が茂っていて、その形が天に架かる橋のように見えることから『天橋立』との名が付きました。
まさに自然が作り出した絶景ですね。
そして天橋立といえば、「股のぞき」が有名です!そうそう、皆さんこうやって股のぞきをして天橋立を堪能します。
股のぞきをすることで、天と地が逆さになり、龍が天へ舞い上がる様に見えます。そのため、天橋立ビューランドからの景観は「飛龍観」と呼ばれています。
https://www.viewland.jp/hiryukan/ 天橋立ビューランド
筆者も実際にやってみましたが、龍?うーん見ようによっては…
という感じでしたが、それでも…
天橋立に来て、股のぞきしたぞー!!
という達成感は確かに感じました!
そして、5月のGWに訪れたということもあり、とにかく最高に良い陽気でした!
『日本三景』天橋立の最寄り駅は京都丹後鉄道の天橋立駅
天橋立の最寄り駅は、JRではありません。
JR福知山駅から京都丹後鉄道に乗り換えとなります。そしてこの京都丹後鉄道がまた味があってとても良いのです!
車内はこのように、所どころに木のぬくもりを感じる内装で、絵が飾られていたりします。
なんだかゆったりとした時間が流れる電車でした。
かと思えば、ドア付近の内装は黒で落ち着いた雰囲気。窓から見える車窓がとても映えて見えました。こちらにも絵が飾られていましたよ!
京都から天橋立駅まで最短でも2時間かかる道のりも、めずらしい電車に乗れるととても楽しいですよ!
京都丹後鉄道は、赤松号・黒松号・青松号といった観光列車も走らせています。
ゆっくりランチを頂きながら、京都の海を眺めて天橋立に向かう優雅な旅も素敵ですね。
『日本三景』天橋立でで見ることができる景色
宮島ではこんな景色を見ることができますよ↓↓↓
『日本三景』天橋立のまとめ
- ちょっと行きにくいけど、絶景が見られる
- 観光船からのカモメの餌やりが楽しすぎる!
- 天橋立ビューランドはファミリーも楽しめる
- 岩牡蠣はぜひ食べたい夏のグルメ!
シニア向けの観光地かなと思っていましたが、天橋立ビューランドは小さなお子さんも楽しめるファミリー向けの施設でした。ただ、子どもだけではなく大人もとても楽しめます。筆者のおすすめはアーチェリー体験!
あとは遊覧船に乗る前に、改札で買えるかっぱえびせんは必ずゲットしてください。カモメの餌やりがもうめちゃくちゃ面白い!
ごはん処は、たくさんあるわけではなさそうなので、GWやお盆などのハイシーズンは必ず事前予約がおすすめです!
『日本三景』の共通点
『日本三景』の共通点1:海を望める土地
『日本三景』松島は太平洋、宮島は瀬戸内海、天橋立は日本海と、それぞれ異なる海に面しています。日本三景をめぐる旅は『3つの海をめぐる旅』と、言われています。
『日本三景』の共通点2:牡蠣が名産品
『日本三景』はそれぞれ違う海なのに、牡蠣が名産という点でも同じです。
もはや『日本三景』を著物に記した林春斎さんが、海好き&牡蠣好きだっただけかもねw
ただ、松島と宮島は冬に旬を迎える牡蠣が名産品ですが、
天橋立は夏に旬を迎える大ぶりの岩牡蠣が名産品です。
天橋立では、牡蠣1個で3個分はある大きな岩牡蠣いただきました。
レモンのサイズと比較したらサイズのデカさがわかるでしょうか…
宮島で初めて生ガキを食べましたが、臭みがまったく無くてビビりました!
生牡蠣が好きを初めて美味いと思った瞬間でした。
松島では、仙台名物牛タンと合わせた創作焼き牡蠣を頂きました!
ウニまで乗っけちゃって、美味いに決まってるじゃん!!
筆者の独断と偏見による『日本三景』ランキング
筆者の独断と偏見による『日本三景』ランキングを発表します。
メインとなる『日本三景』の美しさはもちろん、観光地としての魅力、ターゲット層の広さ、交通手段、近隣の主要都市からの距離なども考慮しました。
第1位:天橋立
メインの美しさはもちろんのこと、目的地に行くまでの乗り物のワクワクさはかなりプラス要因です。
ファミリーで行っても楽しめる工夫も感じられました。特に、天橋立ビューランドは小さな可愛い遊園地!大人の方も、子ども心がくすぐられますよ!
そして2023年のGWに訪れ際は、久しぶりに外出制限のない長期休みということも有り、大混雑を覚悟していたのですが、それほど込んでいなかったのもポイントが高かった!京都でも、少し離れた日本海側の天橋立は穴場だったのかも知れません。
第2位:宮島
宮島の美しさは、皆さんご存知の通りです。
海にそびえる朱色の大鳥居は外国の方が見てもワオ!ものでしょう。
小高い坂上にあるカフェレストランの『牡蠣祝』はぜひ行ってほしい!
個人的には瀬戸内愛も相まって、めちゃくちゃおすすめではあるのですが、コロナが明けた今、観光客はものすごいことになっています。
有名観光地の定めですが、ゆっくり観光したいのであれば、長期休暇期間は避けたほうがいいでしょう。
第3位:松島
これは、筆者の勉強不足以外の何ものでもないのですが、
まだ松島の魅力を理解するに至りませんでした。
牛タンと牡蠣という2大グルメを率いる松島。
遊覧船乗り場の目の前にもたくさんのごはん処があります。
ただ、半日もあれば回りきれてしまいますし、
やはり大人がしっぽり楽しむ観光地といった印象。
30年後は筆者の感じ方も違ってくるのかな。それが楽しみでなりません!
この記事のまとめ
それでは、
この記事の内容をおさらいしましょう!
- 『日本三景』は、松島(宮城県松島町)・宮島(広島県廿日市市)・天橋立(京都府宮津市)
- 『日本三景』を決めたのは林春斎。
- 『日本三景』はそれぞれ異なる海に面している。
- 『日本三景』は、それぞれの土地で牡蠣がよく採れる。
以上、『日本三景』へおでかけの際はご参考にしていただければ幸いです!
最後まで読んでいただき
ありがとうございましたー!!