日本100名城ファイル

08.仙台城(宮城県)

自然と歴史が織りなす、伊達政宗の山城

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造営と初期の建設

仙台城は、初代仙台藩主である伊達政宗によって、関ヶ原の戦い直後の慶長5年(1600年)12月に設計されました。

翌年1月から建設が開始され、慶長7年(1602年)には基本的な構造が完成しました。

城の建設には、自然の地形を巧みに利用することが重視されました。

自然を活かした防衛構造

仙台城は「山城」として知られ、東側が広瀬川に面する断崖、南側が竜ノ口渓谷、西側が「御裏林(おうらばやし)」と呼ばれる山林で囲まれた自然の要塞でした。

これにより、城は防御面で非常に強固な構造を持っていました。

二代藩主忠宗による拡張

伊達政宗の死後、二代藩主の伊達忠宗が山麓部に二の丸を建設しました。

この二の丸は寛永16年(1639年)に完成し、以降幕末まで仙台藩の行政の中心となりました。

この拡張によって仙台城の政治的、経済的な機能がさらに強化されました。

明治以降の変遷

明治時代の廃藩置県により、仙台城は明治政府の管理下に置かれました。

明治4年(1871年)には二の丸に軍の施設が設置されましたが、明治15年(1882年)の火災で多くの建物が焼失しました。

城の本丸にあった建物も、明治初期に取り壊されました。

現在の仙台城跡

現在、仙台城の跡地は東北大学川内キャンパス(二の丸跡)や仙台市博物館(三の丸跡)として利用されています。

これらの場所は、仙台城の歴史的背景を今に伝える重要な遺構として残されており、多くの訪問者がその歴史を学ぶ場となっています。

仙台城の情報

【日本100名城】登録番号 08
城名 仙台城(青葉城/あおばじょう)
区分け 城跡
住所 〒980-0862 宮城県仙台市青葉区川内
最寄駅 JR仙台駅
観拝料

無料/入自由

■青葉城資料展示館
入館料:
個人:大人700円、中高生500円、小学生300
団体(20名以上)大人630円 中高生450円 小学生270

営業時間:
4月〜10月 9:00〜16:20(受付終了15:50)、
11月〜3月 9:00〜15:40(受付終了15:10)

100名城スタンプ設置場所

仙台城見聞館 

日本100名城スタンプ 絵柄 08.仙台城
関連サイト

仙台